徒然なるままに、何か書き。

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作詞講座入門編・起承転結について(実践1)

では、実際にスプーンの詩を長く伸ばしていきます。
公式と戦略のおさらいをしましょう。

たぐい式公式1:■1行単位の「転」は、「描写」と「比喩」の切り替えで作ることが出来る。(単なるモノの場合)
たぐい式公式2:■カタマリ単位の「転」は、「テーマをスライドさせる」ことで作ることが出来る。

■今回の戦略
----------------------------------------------------------
<カタマリ1>
起+承/テーマ:スプーン
【褐色のテーブルの上には 一本のスプーン】・・・起(描写)
【こびりついている コーヒーの跡】・・・承(描写)
【嘘をついた後のように】・・・転+結(比喩)

<カタマリ2>
転/テーマ:後悔
【○○○○○○】・・・起(描写)
【○○○○○○】・・・承(描写) ※起と同化するかも
【○○○○○○】・・・転(比喩)
【○○○○○○】・・・結(比喩or描写) ※転と同化するかも

<カタマリ3>
結/テーマ:未定
【○○○○○○】・・・起(描写)
【○○○○○○】・・・承(描写) ※起と同化するかも
【○○○○○○】・・・転(比喩)
【○○○○○○】・・・結(比喩or描写) ※転と同化するかも
----------------------------------------------------------

そんなわけで、カタマリ2です。
さくっと一行目から。
テーマは後悔にスライドさせました。カタマリ1と同じように、後悔を描写してみます。

…と言っても、後悔を描写するって何ぞ?ってなりますよねー。
ここからは「個人の実体験」で行くしかありません。
思い出したくないかもしれませんが、後悔した時のことを詳細に思い出してください。
で、それを言葉にする必要があります。

恥ずかしいとかイヤだとか言ってちゃダメです。
あなたが後悔してるマユミちゃん(仮名)との思い出が減るわけじゃありませんし、
「マユミちゃん(仮名)にそんな酷いコト言ったなんてサイテー!」とか誰かに言われるわけじゃありません。
思い出すだけで死にたくなるほど辛いこと、枕に顔を埋めてジタバタしたくなるほど恥ずかしいこと、
コレをなりふり構わず書き上げてこそ、「物書き」です。

あなたが後悔したのはいつですか?
その時の季節は?それは何処でしたか?
その時、マユミちゃん(仮名)はどんな服を着て、どんな表情でしたか?
あなたはどんな「後悔していること」をしましたか?
その時、あなたはどんな気持ちでしたか?
何故、今後悔しているのですか?
その時にどうしていれば、後悔しなくてすみましたか?

その出来事を、「描写」するわけです。

慣れてきたら、思い出を捏造して同じことができるようになります。
が、そうなるまでの間はとにかく「具体的な実体験」を書くしかありません。
というか、慣れたとしても「実体験」を元にしていない「捏造」で書いたものは、
どこか薄っぺらくなってしまい、ぐっと来るものが書けません。そういうものです。

相手が二次元の住人だろうとネトゲ上の恋人だろうと構いませんが、
そういった「相手の情報」は捏造するとしても、それ以外はとにかく「実体験」を書きましょう。
嘘には8割ぐらいの真実を混ぜると、格段にバレにくくなります。
ホントですよ、嘘つくときは試してみてください。

そんなわけで、後悔について書くことにします。
私は女ですし、マユミちゃんという知り合いは…親戚の叔母さんぐらいですが、
今思えば「アイツに酷いこと言った…かも?」って後悔みたいなものは経験があります。

~回想~
あれはそう、高校の時…文化祭か何かの準備で、学校の近くのお店に材料を買いに行った帰りのことでした。
なんとも思ってなかった男の子に、「好きかもしれない」みたいなことを言われて、
とっさに笑い飛ばしてスルーしてしまったんです。
今思えば、アレは彼にとっての真剣な告白だったかもしれなくて、
その時に真面目に受け取って付き合ったりしてたら、その後なんやかんや…みたいになって、
もし上手く行ってたら、今頃ゴールインして私は2児の母になってたかもしれない。
もしかして、もの凄く勿体無いことをしてしまったのではないか…。
いや、好みじゃなかったんだけどね。私と身長変わらなかったし。
いい奴だったけど、なんていうか、まーそのアレですアレ。いやまぁうーん、まぁそんな感じ。
~回想終わり~

って、後悔にしちゃ軽っ。すげー軽っ。どう考えても深刻じゃない。
軽いキモチを描写するとどーしたって浅くなるのは仕方ないんですが、
折角ここまで書いたので、「こんな後悔でも書けるよ!」ってことで突き進んじゃいます。

さて、実践。

---------------------------------------------------------
■カタマリ2:例1(遠くからの描写)

場所は…歩道橋…だったと思います、たぶん。
季節は…文化祭だったんだから多分9月ぐらいかな。
状況は…確か、私が先を歩いてました。彼は後ろにいたはず。

①【9月】
②【歩道橋の上】
③【私は、彼に後ろから話しかけられた。】

③が不自然に見えるかもしれませんが、とりあえずどう加工してもいいように、
「英語を和訳したように」主語・述語・目的語をそれぞれ書いてます。

さて、どれが使えるか分かりませんが、とりあえず全部ポエムっぽくしましょう。
9月や歩道橋はそのままでも使えそうですが、それぞれポエムっぽくする練習のために、
【9月はどんな時期か】【歩道橋はどんな物体か】をそれぞれを描写します。

---------------------------------------------------------
⇒①' 9月は暑い。
身も蓋もないな。もっと詳しく行きましょう。

⇒①'' 9月は、夏が終わりきっていないし、日差しもまだ強くて、暑い。
ちょっと使えそうな気がしてきました。
この辺の増やし方がピンと来なければ、天気予報だろうが小説だろうが構いませんので、どっかから引っ張ってきましょう。
もうちょっと材料を増やしてみます。
「暑い」又は「熱い」物体の比喩をやってみようかな。

⇒①''' 9月は、夏が終わりきっていないし、日差しもまだ強くて、焼けた石のように暑い。
よくある比喩をぶち込んでみました。フライパンでも熱湯でもいいけど。

さて、9月以外のどれか、「夏が終わりきっていない」「日差しもまだ強い」「焼けた石のように暑い」から好きなのを選びます。
今回は、「日差しもまだ強い」を選ぼうかな。
残りの部分はざっくり削除。

⇒①加工 日差しもまだ強い
⇒①加工' 日差しはまだ強い
「9月」の言い換えとして使うので、名詞である「日差し」をメインにして、「も」を「は」にしました。

これ以上の加工は後でやることにして、次、【歩道橋の上】。

---------------------------------------------------------
⇒② コンクリートで出来ていて、点字ブロックがある歩道橋の上
⇒②' ざらついたコンクリートで出来ていて、ひび割れた点字ブロックがある歩道橋の上

滑らかなコンクリートでも、真新しくて鮮やかな黄色の点字ブロックでも、勿論OKです。
さて、加工加工。

⇒②加工 ざらついたコンクリート、ひび割れた点字ブロックの上
思い切って「歩道橋」を削除しました。ついでに「出来ていて」「がある」もいっしょに抜いてます。
「そこが歩道橋だったかどうか」は大した問題じゃないからです。
でもって、「歩道橋」をわざわざ抜くことによって、ポエムっぽくなって…るはずです。
これで歩道橋だったことがバレなくなりました。

こんな感じで加工すれば、貴方にとって、池袋のサンシャインや
横浜の赤レンガ倉庫が悲しい思い出の場所であることは滅多にバレません。
情報漏えい対策とポエム化を同時に出来て、一石二鳥!という算段です。

さて、次。【私は、彼に後ろから話しかけられた】。
---------------------------------------------------------
⇒③ 私は、彼に背中から声を投げかけられた。

「後ろから」を「背中から」に、
「話しかけられた」を「声を投げかけられた」に、それぞれ言い換えました。
まぁ、ちょっとカッコつけただけなんですけど。この辺の言い換えボギャブラリーは、畑から仕入れます。

⇒③加工 背中から投げかけられた声。
「私」は主人公なので省略。
「彼」は…声が投げかけられるなら、他に「誰か」がいたことは当然なので、ここも省略。
そこから語順の変更をやってます。

---------------------------------------------------------
さて、加工した①~③を並べます。
【日差しはまだ強い
ざらついたコンクリート、ひび割れた点字ブロックの上
背中から投げかけられた声】

単なる散文ですが、「9月に歩道橋で話しかけられた」よりは随分ポエムっぽくなりました。
ちょっと改行・整形します。

【まだ強い日差し
ざらついたコンクリート
ひび割れた点字ブロックの上
背中から投げかけられた声】

中学校卒業済みの方なら、「体言止め」とかいう単語を国語の授業で聞いたことがある、はず。
しょっちゅう語順を変えて、名詞で終わりにしてるのは、この動作です。
やりすぎてもアレなんですが、そこは後で調整することにします。

こんなもんでしょうか。
長くなりすぎたので、次回に続きます。



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  1. 2011/02/13(日) 20:52:11|
  2. 作詞講座(入門編)
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